皆さんは黒ってどんな色だと思いますか?
性別は?年代は?季節は?どんなイメージを持っているでしょうか?
枠組みを全て無くして、黒は誰が身につけてもいい。
誰かのライフスタイルをワンランクアップさせる色なんです。
いつもの日常の小物が、黒にしてみただけで、少しオシャレに見える。
そんな新しい発見を。黒の売店はそこにあります。
THE BLACK STAND STANDSを立ち上げた市来様、後藤様にお話しを伺いました。

誰にでもどんなスタイルでも。黒は自由な色だ。
-確かにピンクは恋愛の色、オレンジは元気な色など、イメージしますけど、黒はフラットで先入観なく考えられますね!人によって黒へのイメージが違うとは?
市来:そうなんです。例えば、黒は同じ黒いレザーでもシュリンクレザーやスムースレザーなど素材の加工によってもなどの素材によっても与える印象は違いますし、黒の色によって、渋み・深みなども全然違います。

黒の売店はそこにある。
市来:私たちは黒の高級店でもなく、黒のセレクトショップでもありません。誰もが気軽に立ち寄れる売店を目指しています。誰でも、どんなスタイルでも、THE BLACK STAND STANDSに寄ってもらえれば、新しいライフスタイルが生まれる。黒を使って日常を豊かにできたり、ファッションを変えてみたり、新しいことに挑戦する後押しができたらいいなと思っています。黒を使って、いつもよりワンランク上のファッションスタイルになりますよ。
何者でもない、自分が好きな選択を
-ジェンダー、ジェネレーション、シーズンに拘らない商品を作ろうと思ったきっかけを教えてください!
市来:男女問わず、かっこいい!と思うブランドは人それぞれだと思います。その選択にジェンダーは関係ないですよね。
年齢も季節も、「私には若すぎる」「まだ冬じゃないから」などの理由で諦めてしまうことがあったと思います。
けれども、その時自分が本当に欲しいものを選択できたら、きっと幸せなはずです。
枠組みでしかない事柄に縛られず、本当に自分らしいライフスタイルの実現の一歩をお手伝いできるブランドで在りたいです。
-靴業界のユニセックス対応の遅れは?
市来:靴業界は実はアパレル業界よりも10年ほど、ユニセックスへの対応が遅れていると言われています。そのため、私たちが企画した靴が工場でのユニセックス対応ができなかったりすることもありました。
実際に、レディース企画で販売した商品を男性のお客様から「このデザインでメンズが欲しい!」と言われることもありました。商品をユニセックス展開でつくることができなかった為、結果としてレディースサイズで販売したところ、男性のお客様から欲しいと多くの要望を頂いたという感じです。
私たちが男女問わず、良いと思うものをご提案していくことで、靴業界のジェンダーの常識を取り壊して、みんながもっと靴を自分らしく楽しんでいただけたらと思っています。
-スタンダードであることの良さは?
市来:昔は、みんなと違うものがいいという時もありましたが、最近の消費者はスタンダードであることに安心しますよね。私たちはそのみんなが安心するスタンダードに黒という付加価値をつけています。スタンダードだけど、それに満足せず、自分らしい新しいライフスタイルを取り入れられるように。
黒の可能性をみんなに
-THE BLACK STAND STANDSの今後取り組み
後藤:ジェンダーにもジェネレーションにもシーズンにも囚われない。
レディースとメンズって分ける必要あるんだっけ?とまず世の中の皆さんに当たり前の常識に疑問を持って頂く。分けることで誰も履けないサイズが存在するなどのお客様と生産側のズレをお伝えするなどの社会課題を解決できるのではないかと考えています。また、黒はお手入れも楽なので、お客様に長く愛用いただける色です。
黒で日本のファッションは進化してきたはずなんです。世界に打ち出したきっかけは黒なのに、最近は黒がとっつきにくいイメージになってしまっています。黒を白と同じくらいスタンダードに。例えば、黒の服を着ていると「いつも黒なんですね」なんてお声がけいただくのですが、黒であることが特別ではなく、みんなが魅力を感じる黒をこれからも発信していきたいと思っています。
終わりに
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Edited by Moeka Suzuki(@moeka_design)
